地蔵まえ 4 (縫い合わせ) / JIZO-mae 4 (nui-awase)

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  • 地蔵まえ 4 (縫い合わせ) / JIZO-mae 4 (nui-awase)
  • 2021
  • cloth
  • h405 w253 d295/cm
  • venue :
  • Unmanned Station Art Festival, OIGAWA 2021, 2022, 2023, 2024 /Nukuri erea

 

 

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人が集まることが難しくなってしまったこともあり、昨年、抜里駅舎に現れたあの塊を遠くからも見えるよう、大きくしてみることにしました。

抜里の茶原にゆうゆうと佇んでいる日もあれば、風に暴れていなくなる日もある。

生きものの毎日は同じじゃない。

 

《地蔵まえ4/縫い合わせ》では、新型コロナウィルス感染予防のため、遠隔による協働作業を試みました。オンラインでの作業説明、材料の配送。現地での対面作業を数回にとどまり、縫製作業のほとんどは、さとうが担当しました。

わずかながら作業に関わった方々は、今でも「自分の作品」としてこのバルーンに愛着を持ち、芸術祭会期中の設営を引き受けてくれています。

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ー《地蔵まえ》シリーズについて ー

《地蔵まえ》とは、“お地蔵さんになるまえ”を意味しています。

屋外で設営・展示される作品(パブリックアート)を制作するたび「アート作品はお地蔵さんのように地域の人々の生活に馴染み、愛し続けてもらえるか」そんな願望が入り混じった不安が頭をよぎります。作品のプレゼンテーションでは、地域社会との「協働」や「共存」という言葉を使うたび、はたして私はどんな関係性をイメージしてこれらの言葉を使っているのか疑問に思うことがあります。

端的に言い表せなくても、第三者に伝わりづらくても、その「場」に訪れたら全てが腑に落ちる、そんなお地蔵さん的存在意義を探っていきたい。

そうして始まったシリーズです。