Risa Sato さとうりさ

サトゴシガンとは、里子に志願するプロジェクト。つまり、作品《Risa Campaign vol.8》の三輪車のオブジェ（8号）をビデオカメラと一緒に、希望する家庭に数日間貸し出すプロジェクトである。

預かる際の条件は、8号が滞在している間に一緒にビデオ撮影をし、8号とビデオカメラ返却時にテープも渡すこと。8号の引き渡しの際、生活空間でのスチル撮影させてくれること。

プロジェクト完了後の展示では、各家庭で撮った動画と、私が撮った写真、そして8号が並ぶ。

展示を見てくれたひとたちには、プライベート（家）と、パブリック（展示会場）を行き来する8号を見て、“アート作品”に対する固定概念から解放されてほしい。

里子を引き受けてくれた家族のみなさんには、“体験も作品”なんだと、近しい誰かに話してもらいたい。

など、始めるきっかけかいくつかあったものの、やってみると“アート”にこだわっていたのはこちらのほうで、彼らが撮った動画を受け取るたびにに圧倒されていた。

日常は偉大だ。

＜参加展覧会＞

・谷中アートリンク

・横浜街頭芸術祭

・Big in Japan（Tront）

・カフェ・イン・水戸

"Satogo" is an ancient Japanese custom which prevailed among relatively wealthy families living in cities. Especially when a child was not very healthy, the parents send him/her away to be raised by foster parents in rich natural environments. The child would be sent back to their real parents after they grew up to be physically and mentally strong.

"Shigan" means something like "looking for an opportunity".