地蔵まえ / JIZO-mae

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  • 地蔵まえ / JIZO-mae
  • 2018
  • soil
  • venue :
  • Unmanned Station Art Festival, OIGAWA 2018 /Kamio station
  • in cooperation with Naoki Maeda

 

 

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山の斜面と川が目前に迫る野性味と、タヌキの置物が集合してしまった長閑さが混在した神尾駅ホーム。そのすぐ傍には、真っ黒な口を開けたトンネル。

よく目を凝らすと、そこからもぞもぞ蠢く9匹の生きものたちの姿が。

 

この作品は、島田市内の第二東名高速道路の工事中に出てきた粘土を数キロ譲り受け、ゴミを取り除き、練り直し、形成、素焼きしたオブジェ作品です。

窯焼きは、島田市で活動する陶芸家・前田直紀さんにご協力いただきました。

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ー《地蔵まえ》シリーズについて ー

《地蔵まえ》とは、“お地蔵さんになるまえ”を意味しています。

屋外で設営・展示される作品(パブリックアート)を制作するたび「アート作品はお地蔵さんのように地域の人々の生活に馴染み、愛し続けてもらえるか」そんな願望が入り混じった不安が頭をよぎります。作品のプレゼンテーションでは、地域社会との「協働」や「共存」という言葉を使うたび、はたして私はどんな関係性をイメージしてこれらの言葉を使っているのか疑問に思うことがあります。

端的に言い表せなくても、第三者に伝わりづらくても、その「場」に訪れたら全てが腑に落ちる、そんなお地蔵さん的存在意義を探っていきたい。

そうして始まったシリーズです。

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